曲げわっぱ弁当の盛り付けは、色合いがポイント

日本の職人技で生み出される、美しい曲線が特徴の曲げわっぱ。

木の手触り感とやさしい自然の色が、気分も食欲も引き立ててくれる人気のお弁当箱です。 美味しそうに見える 曲げわっぱ弁当の盛り付けは、色合いがポイント 。そのコツが分かれば、和洋いろんなタイプのおかずを入れてもオッケー、お弁当作りが楽しくなります。

もうすぐお花見シーズン、曲げわっぱの弁当を持ってお花見に出かけてみてはいかがでしょう。

曲げわっぱ弁当の盛り付けは、色合いがポイント
曲げわっぱ弁当の盛り付けは、色合いがポイント

色合いに緑色を生かした盛り付けを心掛ける

今回、曲げわっぱ弁当の色合いを意識した盛り付けのポイントを料理教室主宰の菅千明さんに教えて頂きました。

「淡い色合いのおかずとごはんだけでは、曲げわっぱの色と同化して全体的にぼやけた雰囲気になってしまいます。葉ものや茹でた野菜などで緑色を生かした盛り付けを心掛けるときれいな色合いに変わります。和食のおかずをメインにしたお弁当では、特に茶色っぽくなりがちですが緑色を上手く使うことで鮮やかになります。」

「また、緑色と合わせて赤色を使いこなすと、お弁当のカラーがはっきりとし、ふたを開けたときに一目でおいしそうと感じるお弁当になります。これは緑色の反対色が赤色で、反対色は色を引き立て合う効果があるからです。写真にあるような菜の花とトマトのような組み合わせはまさにその様に見えますね。ただ反対色を散りばめ過ぎるのはいただけません。淡い色とバランスよく使うのがポイントです。」

ごはんのおかずは茶色系になりがち、そこに緑色とその反対色である赤色を入れることを意識すれば、あとはさほど気を遣う必要はありません。曲げわっぱの木目や自然の色がキャンバスの額縁のように色づかいを上手く調和してくれます。

曲げわっぱ弁当の盛り付けは、色合いがポイント

おかずの詰め方も少し気を遣うことで、見た目がグレードアップ

曲げわっぱの自然の素材感を十分に活かすには、できればプラカップなどのプラスティック素材は使わない方がより美しく仕上がります。そこでプラカップを使わずにきれいに盛り付ける詰め方を教えていただきます。

「カップや仕切りを使わず盛り付けるには、ごはん、おかずを詰める順序と向きが大切です。まず弁当箱の半分くらいごはんを詰め、おかずとの境になる箇所を斜面にします。仕切りの代わりに彩りのよいレタスを斜面にのせ、固いおかずから空間のあるごはんを詰めた反対側に向かっておかずを詰めると出来上がります。」

これでも十分見た目には美しいのですが、やはり詰めてから時間が経つとおかずから出る水分でごはんがべちゃべちゃになってせっかくのお弁当が残念なものになってしまいがちです。また、油分が多いと曲げわっぱにも色移りしてしまうこともあります。

そこでオススメなのが、曲げわっぱのようなナチュラルな素材感を活かすアイテム、オモテワシケースです。オモテワシケースは、和紙とフィルム素材を貼り合わせたおかずカップで、伝統文様の柄で和テイストでありながらモダンでどんなおかずにも合います。

オモテワシケースは見た目もかわいいので、普通のプラカップのようにあえて隠す必要はありません。しっかりした作りで持ち上げても形が崩れることがないので汁がこぼれる心配もないですね。淡い和色の色合いがおしゃれさを控え目にアップ、カラーバリエーションも豊富なので盛り付けで欲しい色をワンポイントで足すことができるスグレモノですよ。」

一見少し敷居が高そうな曲げわっぱ弁当ですが、盛り付けのポイントをおさえれば使いやすく、なにより食べることが楽しみになるお弁当になります。また、弁当作りは慣れるまではとっても大変ですが、曲げわっぱはなんでも受け止めてくれる懐の深いアイテムなので、それことキャンバスに描くつもりで楽しくお弁当を作ってみてはいかがでしょう。

◎今回の曲げわっぱ弁当のメニュー◎
・桜の塩漬けおにぎり
・菜の花とミニトマトの胡麻和え
・スパニッシュオムレツ
・クリスピーチキン
・ししとうの肉詰め
・いろいろお豆のマスタードサラダ
・苺と白あんのクレープ

曲げわっぱ を使ってお弁当を上手に演出
曲げわっぱのお花見弁当にオモテワシケース

和紙でつくるおもてなし、
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