木下製餡主催のあんこを楽しむ会「季節の和菓子ワークショップ」
木下製餡主催のあんこを楽しむ会「季節の和菓子ワークショップ」 が開催されました。木下製餡(キノアン)さんは、マスコミにも多く取り上げられる都内でも有数の製餡メーカーです。
今回のワークショップは、和菓子教室講師の福島ゆみこさんの指導のもと、午前と午後の2講座を開催、早々に満席になるほど人気を集めました。そんな笑顔溢れる楽しいワークショップの様子をレポートします。
どなたでも気軽に楽しめる和菓子づくり
そろそろ梅のたよりが聞かれるこの時期に立春に向けての意匠を用意されました。
親子講座ではかわいらしい「おにちゃん」、大人講座では立春に相応しい「春告鳥と梅」です。
福島ゆみこさんが提案する和菓子づくりでは、どなたでも気軽に楽しめるよう、特別な和菓子道具がなくても身近にあるものを代用することを心がけているようです。
和菓子をつくる独特の道具を手に入れるのはちょっと大変なので、ホームセンターに売っているモノで代用できることもご紹介していただいています。そして、今回のワークショップではスプーンやストロー、爪楊枝等を道具として使いました。
人気の講座だけあって、参加者のの熱量が感じられるとてもにぎやかで楽しい雰囲気で進みます。
まず、木下製餡(キノアン)木下公章社長さんによるオリジナルいちご餡の炊き方のデモンストレーションからはじまり、上生菓子作りをご参加くださった皆様が楽しみながら思い思いのこだわりを持って仕上げていきました。
仕上げた菓子はどれもこれも世界でたった一つのお菓子。 家で待つ家族や大切な人と一緒に楽しみたい、と口々におっしゃるその笑顔を拝見するのが講師として福島さんの嬉しい瞬間だそうです。
和菓子教室講師、福島さんが大切にしていること
和菓子に興味があり和菓子づくりを楽しみたいと思っている方は、たくさんいらっしゃると思います。
私の講座に参加されるお客さまには、材料や道具を知り、和菓子に込められた想いを知れば、和菓子づくりをもっと楽しめますよ、ということをお伝えしています。
日頃の忙しさで、季節の移ろいや季節行事からちょっと離れてしまいがちです。
上生菓子は季節を映した美しいお菓子。
練り切りの餡から準備するのはとても手間と時間がかかりますが、できあがりを楽しみながら四季折々の花や季節行事の意味、それにまつわるお菓子の歴史をできる限りお伝えできたらと思っています。
華やかな上生菓子で季節を楽しんで頂き、さらに暮らしの中で楽しめる和菓子とその向こう側にある大切なことをお伝えすることで、みなさまの心やすまる一時をつくるお手伝いができれば、と願っています。