野菜をまるごと使った作り置きをマスターする料理教室
大切な家族に愛情込めた手作りのお料理を提供したい、でも家事に育児に仕事と時間がつくれない、という方多くいらっしゃいませんか。そんなとき活躍するのが作り置きおかずです。そこで今回ご紹介するのは、 野菜をまるごと使った作り置きをマスターする料理教室 です。
横浜を中心にさまざまな食にまつわる活動をされているすがちあきさんが主宰する料理教室は、忙しいママに大人気。休日の時間を使ってまとめてできる料理や忙しい平日の夜でもひと手間加えるだけで美味しい手料理に仕上がったり、また無駄なく食材を使うなどお財布にもやさしいママ目線で考えられたメニューを教わります。
「節約できた時間で家族とゆったり、心豊かに過ごせますように」というすがさんの願いがこもったお料理を是非ご家庭で。
節約できて、飽きない作り置きのポイント
こんにちは、すがちあきです。
働くママや子育てに奮闘中のママの中には、毎日のご飯作りに四苦八苦している方も多いと思います。
子どもたちに手作りのご飯を食べさせたいけど、作る時間もレパートリーもなく、マンネリ化したおかずに罪悪感を感じてしまったり。
そんな時、作り置きの美味しいおかずと飽きのこないアレンジレシピがあれば、献立に悩むこともなくなります。
わたしの料理教室では、
- 野菜をまるごと無駄なく使い切り
- 飽きることのないアレンジで
- 美味しい作り置きを週末の二時間でつくる
を目標に、「献立の組み立て」「作り置きの保存」「調理手順の段取り」など、作り置きを始めるために抑えておくべき必要なスキルや考え方のポイントを学んでいただけます。
美味しい作り置きがあれば、
- ご飯と味噌汁、さらに主菜をつくって、品数豊富なご飯が簡単に揃います。
- 帰宅が遅くなり作るのが面倒であれば、主菜がなくても楽しめる食事を揃えることができます。
ちょっと時間のあるときに多めに作って、忙しい日はその作りおきで簡単に済ませましょう。
そうすることで、ママに少しの余裕ができ、食卓にもきっと笑顔があふれると思います。
野菜をまるごと無駄なく使い切り
スーパーの商品は、当然のことながら人の手がかかっていればいるほど値段が高くなります。
そのため、野菜を買うにしてもカットされているものは少々割高です。
それに比べ丸々一個の野菜は、お得な価格で売っていることが多いので、一個買いをする方も多いのではないでしょうか?
でも結局使いきれず、気がついた時には冷蔵庫の野菜室の片隅でしわしわになってしまった、という経験も。
野菜を使い切れない原因の一つに、「大根は和の野菜」「ブロッコリーは洋の野菜」など、その野菜に対するお料理のイメージが出来上がってしまっていることにあります。
野菜とお料理の組み合わせの固定観念をなくすことで、和の野菜だと思っていたものが洋食で美味しく調理できたり、洋の野菜だと思っていたものが和食のアクセントになったりします。
さらに使い切りのもう一つの方法として、いくつかの野菜でつくる「ベースとなる作り置き」を活用するのもいいでしょう。
一つの野菜で、同じお料理を大量につくってしまっては飽きてしまうし、たくさんの野菜から献立をゼロからつくるのではとても大変です。
「ベースとなる作り置き」があれば、さまざまなお料理に応用が利き、アレンジの手間を省くことができます。
☆じゃがいも10個で、ベースとなる作り置き「粉ふきいも」と4種類のアレンジ
- 粉ふきいものツナ和え
- 粉ふきいものカレー炒め
- ジャーマンポテト風粉ふきいも
- アンチョビポテト
☆きゅうり6本で、ベースとなる作り置き「野菜の浅漬け」と3種類のアレンジ
- ねり梅、ごま、ごま油でナムル
- すし酢とオリーブオイルでマリネ
- マスタード和え
☆ごぼう2本で、ベースとなる作り置き「きんぴら」と2種類のアレンジ
- おからを入れてピリ辛卯の花
- きんぴら炊き込みご飯
わたしが提案するレシピでは、スーパーで売っている旬のオーソドックスな野菜を使います。
オーソドックスな野菜でもアレンジが分かれば、「献立の組み立て」の幅もひろがり、さまざまな野菜の組み合わせが楽しくなります。
上手にアレンジして野菜を使い切る、いつものおかずづくりとは一味違った体験を料理教室ではしていただけます。
飽きることのないアレンジで
作り置きは、まとめてつくるので同じ味に飽きてしまうことが多いと思います。
次の日くらいまでなら同じものでも美味しく食べられますが、三日続くと家族も誰も手をつけなくなり、結局一人で食べきるか捨ててしまうのがオチ。
そんな残念なことにならないよう、作り置きをアレンジして全く別のおかずに変身したら、きっと家族も食べるのがますます楽しみになりますよね。
さきほどの、「粉ふきいも」「野菜の浅漬け」「きんぴら」の三種類のベースとなる作り置きでは、少しの食材と調理量を加えるだけで、9種類のアレンジ料理をつくることができます。
☆「粉ふきいも」と4種類のアレンジ(保存期間:冷蔵3日)
- 粉ふきいものツナ和え
- 粉ふきいものカレー炒め
- ジャーマンポテト風粉ふきいも
- アンチョビポテト
☆「野菜の浅漬け」と3種類のアレンジ(保存期間:冷蔵4日)
- ねり梅、ごま、ごま油でナムル
- すし酢とオリーブオイルでマリネ
- マスタード和え
☆「きんぴら」と2種類のアレンジ(保存期間:冷蔵3日)
- おからを入れてピリ辛卯の花
- きんぴら炊き込みご飯
ベースとなる作り置きはそのあとのアレンジを考えシンプルな味付けにするといいですが、「作り置きの保存」までをしっかり抑えておくには、調味料の使いかたが大切です。
私の料理教室で大切にしていることの一つに「ご家庭の調味料で誰でも簡単に手早くできること」があります。「この調味料、料理教室でしか使わなかった!」なんていうことはありません。
レシピに使う調味料は、ご家庭にありそうなものばかり。そこでも無駄なく使い切ることを心がけています。飽きることのないアレンジで、保存期間を意識した使い方をしっかりマスターしていただけます。
美味しい作り置きを週末の二時間で
作り置きを週末のまとまった時間でつくってみたいけど何品作ればいいのか分からない、という方もいると思います。
お料理そのものに慣れていない方だと、予想以上に時間がかかったりして、楽したいはずが逆に疲れてしまうということがあります。
そうなってしまわないように、作ろうとしている作り置きが「茹でる・和える」「煮る」「炒める」「焼く」「炊く」のどの調理方法に当てはまるかを考え、調理をする前に大まかな流れと作業のまとまりをとらえる。そして下ごしらえや効率的な調理器具の使いかたなどをマスターするのが、大切なポイントになります。
料理教室では一品ごとに作り方や仕上げ・盛り付けまでのポイントと短時間で作れるようになるための「調理手順の段取り」を丁寧にお伝えしています。
これまで挙げてきた料理例の調理時間は、どれも10~15分以内でできるものばかりです。
☆粉ふきいも(調理時間:15分)
- 粉ふきいものツナ和え(調理時間:1分)
- 粉ふきいものカレー炒め(調理時間:1分)
- ジャーマンポテト風粉ふきいも(調理時間:5分)
- アンチョビポテト(調理時間:3分)
☆野菜の浅漬け(調理時間:10分)
- ねり梅、ごま、ごま油でナムル(調理時間:1分)
- すし酢とオリーブオイルでマリネ(調理時間:1分)
- マスタード和え(調理時間:1分)
☆きんぴら(調理時間:10分)
- おからを入れてピリ辛卯の花(調理時間:5分)
- きんぴら炊き込みご飯(調理時間:5分+炊飯時間)
わたしの料理教室では、作り置きをまとめてつくる時間を二時間までとしています。
普通の人がキッチンに立ち続けられるリミットは二時間だろうとしているためです。
もちろんそれ以上の時間キッチンにいても苦痛でなければそれでも構いません。ただ、作り置きを長く継続して頂きたいので、あまり無理をなさらず調理して頂きたいです。
はじめは二時間でできる作り置きの品数は、少ないかもしれません。これらの段取りスキルをマスターすれば、慣れてくれば目安としてこのくらいでできるようになりますよ。
家族の美味しい笑顔とそれを糧に、楽しくお料理し続けること、なによりそれが大切なことです。
菅さんが主宰する 料理教室 には、
- 料理のレパートリーが少ない
子どもたちにもっと野菜を食べさせたいのに、レパートリーが少なくメニューが単調になってしまう。子連れで出かけるきっかけをつくりたい - 野菜を丸ごと買っても使い切れない
野菜の使い方のバリエーションがなくて、丸ごと買っても使い切れずに腐らせてしまう。 - 毎日何を作ったら良いかわからない
冷蔵庫にある食材とにらめっこの毎日。簡単にできる美味しいメニューを知りたい。
といった悩みをもった忙しいママがたくさん参加されています。
そんなママが、菅さんの料理教室に通うと・・・
- 旬の野菜を使った72種類の超簡単レシピを学べます。
教室では、月ごとに旬の野菜を2つ決め、その野菜でできる簡単な家庭料理を6品ほど教えています。 - 野菜を余らせて困ることがなくなります。
1つの野菜で何品も美味しく作れるレシピなので、野菜を丸ごと買ってもちょうど使い切れるようになっています。 - 日々の献立に悩みません。
ご家庭にある調味料で、冷蔵庫の中の食材でできてしまうものが多く、かついつもとは違ったアレンジが効いたレシピなので、日々飽きることなく献立を考えることができます。